中国SNS上では非難 米スペースX衛星の宇宙ステーション接近に

上海=井上亮
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 中国外務省の趙立堅副報道局長は28日の定例会見で、イーロン・マスク氏が率いる米宇宙企業「スペースX」の人工衛星が今年、2度にわたって中国の宇宙ステーションに接近したと明らかにした。中国政府は今月3日、国連に通報したという。中国のSNSでは、スペースXを非難する投稿が相次いでいる。

 中国は、来年の運用開始を目指す独自の宇宙ステーションに、宇宙飛行士や物資を送り込み、建設を加速している。

 中国側の発表によると、今年7月と10月、スペースXの人工衛星がステーションに接近。この際、ステーション内では宇宙飛行士がミッションを行っていた。安全確保のため、ステーションは緊急回避措置を取ったという。

 こうした状況について、中国は国連宇宙条約に基づき、国連事務総長に対し、締約国に注意喚起するよう求めた。

 ネット上では、同じくマスク氏が経営する米電気自動車大手テスラと結びつけて批判する投稿もあり、影響も懸念される。(上海=井上亮)