田中将大が見せない隙、あの時間だけ 楽天・松井「覇気がなくなる」

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構成・室田賢
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「緩急自在」楽天・松井裕樹コラム

 東北楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹です。月並みになってしまいますが、悔しさの残る1年間でした。開幕前から東京オリンピック(五輪)出場と日本一を目標に、好調をキープできていた。五輪の日本代表メンバーに選出されなかったこと、そして、けがでチームを離れたことでシーズン最後の大事な時期に何もできなかったからです。

 印象に残っている試合は、本拠地で開催したオールスターゲーム。島内宏明さんがMVPを取れそうだと感じていました。お祭り感があり、みんなが楽しんでいる中で、絶対に点を与えられない状況だと1人で重圧を感じていました(笑)。

 本拠地で田中将大さんの日本復帰初勝利、日本通算100勝がかかっていた4月24日の西武戦も印象に残っています。あんなにプレッシャーのかかる場面はなかなかないですよ。

「覇気」がなくなる瞬間

 でも、プレッシャーが嫌だと思うことはない。勝利の瞬間をイメージすることの方が多いし、やられたらどうしようとかは考えない。やられてから考えればいいし、そもそもやられるつもりで投げていないので。

 チームにとって一番大きかっ…

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