羽生結弦、限界を超える1年に 前人未到の大技と五輪3連覇への歩み
岩佐友
羽生結弦(ANA)がこの4年間、口癖のように繰り返した言葉がある。
「自分の限界に挑みたい」
前人未到のクワッドアクセル(4回転半)の成功をひたすら追い続けた。
五輪を連覇した後も、絶対王者は自分を超えることに注力してきた。
それは幼少期から変わらない。羽生を指導した都築章一郎さん(83)は言う。「3回転ができたら、4回転、5回転だと伝えていた。その気持ちを持っていれば何かが生まれる。思わないと何も生まれない。羽生はイメージして、本当にできてしまう力があった」
4回転ループを世界初成功させた2016年の秋に羽生は語っていた。
羽生結弦が3連覇をかけるオリンピックイヤーが幕を開けました。記事の末尾では、2000年から2021年までの羽生の写真と年表で振り返ったコラージュをご覧いただけます。着物姿のオフショット写真も。紙面では1月1日付朝刊の別刷り第4部に掲載されています。
「やっぱり挑戦することに生…

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