「3月は捕獲に最適な時期」鳥獣被害対策カレンダー制作

北沢祐生
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 【長野】農作物を食い荒らし、時に人に害を与える動物への対応策を呼びかけるため、須坂市や関係団体で構成する協議会が初めて「鳥獣被害対策カレンダー2022」を作った。いつごろ出没したのかの情報や、住民自身で注意すべきことなどを紹介。市は「関心をもってもらうことで対策につながれば」と期待している。

 A1判サイズで、市有害鳥獣駆除対策協議会(事務局は市農林課)が1千枚を作製。800枚は協議会関係者に、200枚は希望する市民向けに用意した。

 クマやイノシシ、シカ、サル、ハクビシンなど20年に目撃・捕獲情報があった日にちに、それぞれの動物のマークをつけた。

 月ごとには、動物の生態や、被害を減らす上での対策などを取り上げている。

 1月は「エサ場をなくす!」として、畑に放置された果実や生ゴミがエサとなり、越冬を助けて個体数の増加を招くと指摘する。

 春先でエサが少ない3月は「捕獲に最適な時期です!」。ハクビシンなど小動物は、狩猟免許がなくても市への申請で捕獲が可能と説明。電気柵やロケット花火を用いたサルの追い払いの効果に触れ、空き家や荒れた林などが動物の絶好の隠れ家になっているとして、こうした場所をなくす意義を強調している。

 市の担当者は「カレンダーを通じて、身近な問題ということを知ってほしい」と話している。(北沢祐生)