NYダウ 11月以来の最高値更新 上昇続いた米国株 来年は

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ニューヨーク=真海喬生
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 29日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が11月上旬以来、約1カ月半ぶりに過去最高値を更新した。新型コロナウイルスオミクロン株は重症化しにくいとの見方から、経済への懸念が後退し、株式が買われた。ダウは6営業日続けての値上がりで、前日より90・42ドル(0・25%)高い3万6488・63ドルで取引を終えた。

 今年1年でみると、ダウは29日時点で昨年末より5882・15ドル(19・22%)上昇した。米ニューヨーク株式市場は31日まで取引があるが、3年連続で株価が大幅に値上がりした1年となる見込みだ。

 原動力となったのが、新型コロナワクチンの普及と、大規模な財政・金融政策による景気刺激だ。昨年11月に史上初めて3万ドルの大台を突破したダウは今春、ワクチンの普及に伴う経済活動の再開や米バイデン政権が国民1人当たり1400ドル(約15万円)の給付を決めたことなどで、上昇を継続。コロナで落ち込んでいた企業の好決算も相次ぎ、7月には3万5千ドルに到達した。その後、デルタ株の感染拡大などで値下がりする場面もあったが、大きく崩れず年末を迎えた。

 来年に向けた最大の懸念はインフレの動向だ。自動車から日用品まであらゆるものが値上がりしており、米国の消費者物価指数は5月以降、7カ月連続で前年比で5%を超える急激な上昇が続く。11月は6・8%増と、約39年ぶりの高い伸びとなった。景気刺激策による旺盛な需要や供給網の混乱、人手不足などが物価上昇を引き起こしている。

 足元で感染が急拡大している…

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