Bリーグが力を入れる子ども集め 地方では一人も集まらず処分例も

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松本麻美
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 プロバスケットボールBリーグは2016年のスタートから6季目を迎えた。各クラブはトップチームの充実だけでなく、子どもたちの育成に本腰を入れ始めているが、一筋縄ではいかない事情もある。

 B1のサンロッカーズ渋谷(SR渋谷)は今春、18歳以下(U18)のチームを立ち上げた。活動は土日を含めて週5日。1回あたり2時間ほどで、中学3年~高校3年生の10人が、地元の中学校や高校の体育館などを借りて練習している。

 目を引くのは指導体制の手厚さだ。専属のコーチやトレーナーらが毎回3~5人で子どもたちの練習を見る。将来の進路選択に役立ててもらおうと、トップチームの選手やクラブスタッフを招いて話を聞く時間も確保している。

 SR渋谷U18の森茂達雄監督は、都内の中学や高校の部活で30年以上の指導経験がある。B1、B2のクラブはU15のチームを持つことが義務づけられており、U18を併設することで「3年間で一定の成果を求められる中高の部活動より、より長期的な視野での指導がしやすい」と語る。

 大森康瑛(こうえい)さんは麻布高に通う1年生。麻布中時代にバスケットを本格的に始めた。「もっと頑張ってみたい」とSR渋谷U15に加わり、U18でプレーを続ける。身長192センチはチームの得点源だ。「勉強は続けつつ、文武両道で行けるところまでめざしてみたい」

 SR渋谷のU18として初めて実施した5月のトライアウトには39人が参加した。ただ、森茂監督はこう指摘する。「これは東京という地域性があったから。地方では、人集めから苦労するだろう」

 各年代の公式大会へ出場する…

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    中小路徹
    (朝日新聞編集委員=スポーツと社会)
    2022年1月3日13時11分 投稿
    【解説】

     記事の最後にあるような、クラブチームと部活動の垣根をなくした代表的な先行事例としては、サッカーの高円宮杯全日本選手権があります。U15とU18で、Jリーグの下部組織を含めたその年代のすべての加盟チームが出られる大会として、日本サッカー協会