阿見町の米で酒づくり 年明け出荷めざし仕込み中

谷口哲雄
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 茨城県阿見町が地元産の食用米「ミルキークイーン」を使った日本酒づくりに取り組んでいる。年明けの出荷をめざし、つくば市の酒蔵で醸造作業が進んでいる。

 昨年度、コロナ禍にあえぐ飲食店を支援するため、国の地方創生臨時交付金を利用してオリジナルの地酒「桜翔(おうしょう)」を初めて醸造。町内の飲食店で無料提供したところ「購入したい」「どこで買えるのか」との声が多く寄せられた。今年度は町と包括連携協定を結んでいる東京農業大学や、JA水郷つくばなどと連携して商品化を企画した。

 町内産のミルキークイーンと、東京農大がバラの花から採取した酵母を使って純米大吟醸酒をつくる。製造を担う浦里酒造店(つくば市吉沼)が、精米した米600キロから1200リットルを醸造する計画だ。

 杜氏(とうじ)を務める浦里知可良(ちから)さん(30)は「甘みが強いミルキークイーンの特徴を生かし、フルーティーで華やかな味わいに仕上げたい」と話す。

 発売は1月末~2月上旬の見込みで、720ミリリットル入り1800円(税込み)を予定。町内のスーパーなどで販売するほか、ふるさと納税の返礼品にも活用する。問い合わせは町商工観光課(029・888・1111)へ。(谷口哲雄)