節分でまく豆「5歳以下に食べさせないで」 のどに詰まらせる恐れ
前田朱莉亜
2月3日の節分で、子どもがまく豆には注意が必要だ。国は昨年から、5歳以下の子どもは硬い豆やナッツ類でのどを詰まらせる恐れがあるとして、保育園や幼稚園などに注意を促している。ただ、十分に徹底されていないとして、実態調査に乗り出した。
全国の地方議員らでつくる「子どもの事故予防地方議員連盟」は昨年12月、教育・保育施設における節分行事の実態を調査するよう求める要望書を内閣府や消費者庁などに提出した。これを受け内閣府は全国の保育園や幼稚園、子ども園などを対象に「節分で乾いた豆を提供したか」「豆の誤嚥(ごえん)について、行政から助言や指摘を受けたことがあるか」などを尋ねる調査を開始。3月中にまとまる予定で、担当者は「結果を見てより効果的な対応を考えたい」と話す。
豆まきで使う豆の危険性が強く認識されるようになったのは、2020年2月に松江市の認定こども園で4歳の男児が、いり大豆をのどに詰まらせて死亡した事故がきっかけだ。消費者庁は昨年、「豆やナッツは食べさせないで」としていた注意喚起の対象年齢を「3歳ごろまで」から「5歳以下」に引き上げた。
しかし、議員連盟が昨年の節…
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