国内トップの育種家、バラの新品種を次々と 「散らないバラ」も

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伊藤隆太郎
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 バラ愛好家にもっとも知られた育種家が福岡県大刀洗町にいる。新品種を次々と生み出し、「日本フラワー・オブ・ザ・イヤー」で優秀賞や最優秀賞を連続受賞。トップの腕前と呼ばれる棚町満さん(47)だ。

 町北部の田園地帯にある2千坪の広大なハウスに4万株のバラが並び、年間に50万~70万本を出荷する。多忙な栽培のかたわら、棚町さんが20年にわたって続けるのが、新品種づくりだ。変化する時代を先取りして、新たに求められるバラをつくりだす。

 祖父の代からの農家。父が始めたバラ農園を引き継いだ。当初は栽培だけをやっていた。育種を志したのは20代前半のころだ。当時、生花店に並んでいたのは、大きく派手な赤いバラばかり。「単調で深みに欠ける」と物足りなさを感じていた。

 ところが、欧州を視察し、ク…

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