姉妹でつかんだ五輪 4年かけホッケー女子「スマイル」攻守の要に

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能田英二
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 北京冬季五輪に出場するアイスホッケー女子日本代表(愛称・スマイルジャパン)の若き攻撃と守備の要は、北海道帯広市出身の姉妹だ。DF志賀葵(あおい)(22)とFW志賀紅音(あかね)(20)の両選手。「姉妹で五輪に」という4年越しの目標を実現させ、夢の舞台に挑む。

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北京オリンピックまでの4年間、アスリートたちはどのような思いで過ごしてきたのか。注目の5選手に迫る。

 2人は学年でひとつ違い。葵さんは2回目の五輪で、紅音さんは初出場だ。4年前の平昌(ピョンチャン)五輪当時、姉妹は帯広三条高校に通っていた。3年の葵さんは最年少で五輪代表入り。代表候補だった紅音さんは外れた。

 紅音さんは姉の平昌での戦いを父・弘明さん(49)とテレビで見守った。日本初の2勝(6位)を挙げた姉や先輩たちの活躍に「大舞台でプレーしたい気持ちが大きくなった。もっと頑張らないといけないと思った。父には特別な言葉をかけられなかったけど、(姉妹で出られず)複雑な気持ちだったと思う」。だが、弘明さんは「チームに迷惑をかけないか、不安の方が圧倒的に大きかった」と振り返る。

 葵さんは全試合でベンチ入りした。自身は「目の前で先輩方のプレーを見られたのはいい経験になった」。一方で出場時間をもっと増やしたかったという悔しさもあった。4年後は姉妹で力をつけて、五輪へ――。決意が固まった。平昌のあと、紅音さんも代表の一員として国際大会に出場するようになる。

 先に葵さんが地元チームを離れ、代表選手の多くいるトヨタシグナス(北海道苫小牧市)に移った。日本代表の飯塚祐司監督(47)は「2人とも代表入りした当初は1日の練習を乗りきるだけのスタミナがなかった」。葵さんは移籍先でトップ選手の練習量を目の当たりにし、「人には負けないという気持ちの強さ」(飯塚監督)で弱点を克服した。

 紅音さんも高校を卒業すると同じチームへ。当時の様子を葵さんは「代表の練習についていくのに必死で、2人で助け合いながらやっていた」と振り返る。

 飯塚監督は平昌五輪のあと…

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