トヨタ社員自殺、和解成立 「周囲は知っていた」聞いた妻の涙

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大野晴香
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 うつ病を発症し2010年に自殺したトヨタ自動車の男性社員(当時40)の遺族が、同社に約1億2千万円の損害賠償を求めた訴訟で、和解が成立した。昨年9月に名古屋高裁が労災と認める逆転判決を出していた。遺族の代理人によると、トヨタが解決金を支払い、過重業務や上司のパワハラが原因と認めて謝罪するなどの内容で、1月27日付で合意したという。

 トヨタは31日、「社員が安心して働ける風通しの良い職場風土を築くよう取り組みを進めていますが、この取り組みには終わりはないと思っています」などとコメントした。

 男性は1990年に技術者として入社し、部品などの生産準備業務に従事。2009年10月ごろにうつ病を発症し、10年1月に自殺した。遺族は15年に労災認定を求めて提訴。一審・名古屋地裁では敗訴したが、名古屋高裁は、男性が同僚の面前で威圧的な叱責(しっせき)を受け、これを1年近くにわたって継続して受けたことにより強い心理的負荷を受けたなどとして、労災と認める逆転判決を昨年9月に出し、確定した。

 遺族の代理人によると、昨年…

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