小山駅の「きそば」キッチンカーで復活 食券は切符の形、味も完コピ

根岸敦生
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 ファンに惜しまれながら閉店したJR小山駅栃木県小山市)の立ち食いそば店「きそば」が1月30日、キッチンカーで復活した。お披露目のため栃木市内で出店したキッチンカーには50人以上の列ができた。

 運営するのはオフィスヨシダグループ(小山市)。マルシェなどを企画してきた会社で、「子どもたちは電車が大好き。喜んでもらいたくて」と吉田英樹社長(51)。昨夏から、きそばを経営してきた中沢製麺と交渉をしてきた。

 キッチンカーでは「きそば」と同じ材料を使った。丼も中沢製麺製だ。人気だった「きそば」の味を「完全コピー」した。

 細部にこだわった。食券は切符の形。商品を受け取る時に「はさみ」を入れてくれる。吉田さんが代表を務めるNPO法人「あおりんご」のメンバーと話し合って生まれたアイデアという。

 中沢製麺の直売所(栃木市)前で出店した。そばをすすりながら「復活してくれた」「懐かしい」など話が弾んでいた。準備した約250食は予定より2時間早く完売。吉田さんは「不慣れなこともあったが、いかに立ち食いそばが愛されていたか感激しました」。

 今後はイベントなどで出店する予定だ。2月もすでに3カ所で出店が決まっている。中沢製麺の中沢健太社長(40)は「閉店後、多くの客が直売所に来てくれて1日100食以上売れる日もあった。通信販売でも人気が高い。キッチンカーでもこの味が楽しんでもらえてうれしい」と話した。

 キッチンカーの出店予定は、「シーオー・ラボ」のウェブページで確認できる。根岸敦生