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小林化工が214製品を自主回収、譲渡で品質維持が困難に

柳川迅
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 水虫など皮膚病用の飲み薬に睡眠導入剤を混入させて健康被害を起こし、薬の生産設備を他社に譲渡することになった小林化工(福井県あわら市)が1月31日、214製品を自主回収すると発表した。3月に品質管理部門を他社に譲渡することに伴い、出荷後も続けなければならない薬剤の試験などの品質管理業務ができなくなるためと説明している。

 自主回収のレベルはいずれも3段階のうち2番目に危険度が高い「クラス2」で、同社は、出荷時の試験では規格に適合しており、重篤な健康被害が生ずる恐れはないとしている。

 回収するのは高血圧症の治療薬「アムロジピン」の錠剤など多岐にわたる。抗てんかん薬の「バルプロ酸ナトリウム」の細粒剤など8製品は、医療上の必要性が高いとして出荷を続ける。

 同社は昨年12月、今年3月までに薬の生産設備を全て同業大手のサワイグループホールディングスに譲渡すると発表した。(柳川迅)