入試前、中学2年が差し出した問題冊子 「本物?」数学教師は驚いた

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編集委員・宮坂麻子
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 栄光学園(神奈川県鎌倉市)の生徒の手元に、「2022年度 入学試験問題 算数」と書かれた全8ページの問題冊子がある。同校の入試日は2月2日なのになぜ?と思いきや、実はこれ、同学園の中学2年生がつくった「そっくり入試問題」。数学好きの生徒によるユニークな取り組みだ。

 問題を作成したのは、川崎市に住む同学園中学2年の浅野佳広さん(14)。1月中旬、数学の授業を終えたところで、数学の教諭に無言で差し出した。受け取った教諭は一瞬、本物かと思ったが、開いて「数学愛にあふれたオリジナル問題」に驚いたという。

 この「入試問題」は、平面図形、約数と倍数、整数の和、立体図形という四つの大問と、小問で構成。過去問の模倣ではなく、一から自作したオリジナルという。表紙の「1.受験番号・氏名を解答用紙に書くこと」などの注意書きまで「本物」そっくり。しかも、すべて手書きだ。

 中学受験に向けて、小3から自宅近くの塾に通い始めた浅野さん。算数の問題を解くうちに、「この図形ならこういうことも成り立つのでは?」などと考えるのが楽しくなり、小5から算数の問題を自作し始めた。入学後は「入試問題」に加えて、「定期試験問題」なども作り、多数のストックがあるという。

「遊び心も、思考力も問える問題ばかり」

 囲碁・将棋部で活動しながら…

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    おおたとしまさ
    (教育ジャーナリスト)
    2022年2月2日12時24分 投稿

    【視点】記事に出てくるイモニイこと井本陽久先生も、子どもの頃、問題を自作するのが趣味だったそうです。浅野さんは未来のイモニイですね。いや、それ以上か。 ※誤字修正して再投稿しました。