ブリ奉納し無病息災願う 富山・射水の神社で神事

野田佑介
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 2022年が幕を開けた1日、富山県射水市加茂中部の加茂神社で、出世魚で縁起物のブリを奉納して切り分け、氏子に配る「鰤(ぶり)分け神事」が営まれた。雪がしんしんと降るなか、氏子らが無病息災や家内安全を願った。

 平安時代の神社創建以来、950年以上続く伝統的な神事で、けがれを清めるなどの意味から塩ブリを使う習わしがある。

 今年は、地元の三つの地区が重さ13キロ前後のブリ6本を奉納。野上克裕宮司が祝詞(のりと)をあげるなか、氏子を代表して島倉松雄さん(70)がブリを1本ずつ、天に向けて高々と掲げながら、奉納した地区の名前を大きな声で読み上げた。

 その後、ブリは料理役の手で手際よく三枚におろされ、氏子の家々に配るために小さく切り分けられた。

 島倉さんは「新型コロナウイルスが一日も早く収まることを願っています。ブリを食べて、家族が今年一年健康に過ごせれば」と話していた。(野田佑介)