子どもが親しむ本格長唄 愛知・犬山のクラブが10周年

荻野好弘
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 子どもたちが伝統芸能を学ぶ「犬山こども長唄クラブ」(愛知県犬山市)が1月10日、発足10周年記念の発表会を開く。子ども対象の本格的な長唄教室は全国的にも少なく、「日本語のリズムでできた長唄を広く知ってもらう機会に」と関係者は意気込んでいる。

 クラブは同朋大非常勤講師音楽教育学)の山田佳穂さん(50)が主宰。夫で、東京芸大の卒業生でつくる長唄東音会の山田卓さん(52)が唄を教え、太鼓や笛なども専門家が指導している。

 2011年、次男が通っていた幼稚園の子どもらに、卓さんが稽古をつけたのが始まり。現在は、小学生から高校生まで16人が月2~4回、唄や演奏を公民館で学ぶ。「長唄を通して日本文化を味わう感性を育てたい」と佳穂さん。

 記念発表会は11人が参加し、唄方や囃子(はやし)方として「娘道成寺」や「花見踊」などを披露。太鼓、三味線のソロ演奏もある。唄と太鼓を務める小4の高橋昂輝君は「難しいけど、できると達成感がある」と稽古に励んでいる。

 発表会は10日午後1時半から犬山市南部公民館で。子どもらの演奏に続き、「歌舞伎を支える音と楽器」と題し、プロの囃子方によるトークと演奏がある。入場無料。(荻野好弘)