寅年に「フク」来たれ! 下関で初競り、トラフグ昨年より2千円高

水田道雄
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 フグの取扱量日本一を誇る山口県下関市の南風泊(はえどまり)市場で4日未明、新年の初競りがあった。最高級の天然トラフグは2・1トンの入荷で昨年の2・6トンを下回ったが、最高値は1キロ当たり1万7千円と昨年より2千円高かった。

 午前3時20分、競りの開始を告げるベルが市場に響いた。「セイヤ、セイヤ」のかけ声とともに、黒い筒状の袋の中で指を握り合って価格を決める独特の「袋競り」が始まり、30分足らずでフグが次々と競り落とされていった。

 下関では福にかけて、フグを「フク」と呼ぶ。市場を運営する下関唐戸魚市場の郷田祐一郎社長(58)は「新型コロナの感染拡大が心配だが、寅(とら)年の今年、多くの人がトラフグを味わってフクを感じとってほしい」と話した。(水田道雄)