18分続いたロスタイム 1年前の対決再び 高校ラグビー4強激突へ

佐藤祐生
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 ラグビーの第101回全国高校大会は5日、大阪・東大阪市花園ラグビー場で準決勝2試合が行われる。

 第1試合(午後0時45分から)は、昨春の選抜を制した東福岡と夏の7人制大会優勝の東海大大阪仰星(大阪第2)のAシード対決。東福岡は6度目の頂点に立った第96回大会以来の、東海大大阪仰星は5度目の優勝を果たした第97回大会以来の決勝進出がかかる。

 第2試合(午後2時半から)は、史上6校目の3連覇を狙うAシードの桐蔭学園(神奈川)に、初の4強入りを果たしたBシード国学院栃木が挑む。(佐藤祐生)

東海大大阪仰星―東福岡

 前回大会準々決勝と同じ顔合わせ。1年前は21―21のまま突入した後半のロスタイムが18分を越えたところで引き分けた(抽選で東福岡が準決勝進出)。

 実力が伯仲する優勝候補同士の一戦は、試合の入りが鍵を握りそうだ。

 東海大大阪仰星は準々決勝で前半13分までに常翔学園(大阪第1)から3トライを奪うなど、テンポの速い攻撃で試合を優位に運ぶ。

 主将のナンバー8薄田周希を中心に走れるFW陣が激しく体を張り、計3試合で失トライも1だ。

 対する東福岡は3回戦から2戦続けて立ち上がりにトライを許している点が気がかりだ。

 強靱(きょうじん)なFW陣が序盤から辛抱強く守れれば、試合運びのうまいSO楢本幹志朗ら高校日本代表候補10人を擁して層が厚い分、優位だろう。

国学院栃木―桐蔭学園

 個々の能力が高い桐蔭学園が優位とみる。国学院栃木は一丸となった防御で対抗できるか。

 4強で唯一、高校日本代表候補がいない国学院栃木は、15人が一体となった組織だった防御が強みだ。

 準々決勝までの全3試合を7失点以下に抑えてきた。

 ここまで計4トライの2年生FB矢崎由高ら、桐蔭学園の決定力のある快足バックス陣を、狙いを明確にした防御で食い止められるかがポイントになる。

 ロースコアの競り合いに持ち込み、2年生SO伊藤龍之介を中心とした得意の展開攻撃で勝機を見いだしたい。