「自白」は信用できる? 岡山・小3女児殺害事件 きょう地裁判決

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高橋孝二
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 2004年に岡山県津山市の小学3年女児(当時9)が殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた勝田州彦(くにひこ)被告(43)の裁判員裁判の判決が6日、岡山地裁(倉成章裁判長)で言い渡される。被告は捜査段階で一時容疑を認めたが、その後は無罪を主張。検察側は無期懲役を求刑した。「自白」の信用性が争点で、裁判員らの判断が注目される。(高橋孝二)

 起訴内容は、04年9月3日に女児宅にわいせつ目的で侵入し、首を絞めた時に抵抗されたため、刃物で腹や胸を複数回刺して殺害したというもの。これまで21回あった公判では、被告の供述がどう変遷していったかが明らかにされた。

 被告が、県警に「津山市内で女の子の首を絞めた」と話したのは、事件から13年余りが経った17年11月。殺害については認めていなかったが、県警は翌18年5月、殺人容疑で逮捕した。

 取り調べが始まると間もなく、被告は「首を絞めて抵抗され、ナイフで腹や胸を計4回刺した」と殺害も認めた。全面否認に転じるのはその4日後。認めた理由を「死刑になる可能性を知らされ怖くなった。認めれば死刑にならないと考えた」と述べた。

 ただその後の精神鑑定中には医師に、鑑定後の取り調べでは警察官にそれぞれ「自白」ととれるような説明をした。起訴後は一貫し、無罪を主張している。

争点は「自白」の信用性、双方の主張は?

 凶器や目撃証言、被告のDNAなどの客観証拠は乏しく、公判は捜査段階の「自白」が真実かどうかが最大の争点となった。

 検察側は、取り調べを担当し…

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