正月、にぎわい戻った百貨店 「八ケ岳」福袋人気 でも戻らぬ勢い

山下裕志
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 主な大手百貨店の今年のお正月商戦は、新型コロナウイルスの感染拡大が前年より落ち着き、売上高を前年から大きく伸ばした。家族連れが目立つ店もあったが、各社ともコロナ感染が本格化する前の2020年の水準には及ばなかった。

 そごう・西武は、三が日の売上高が前年の約1・5倍になった。店内では、親戚や友人に年始に直接会う時の手土産を買い求める客もいた。福袋の目玉の一つ、八ケ岳での6泊7日のロッジ宿泊プラン(約1万円、3組限定)は、店頭のみで応募を受けたところ、年末年始の9日間で700件以上に達したという。

 高島屋は、人の密集を避けるために前年は2、3日に中止した店頭での福袋販売を、2年ぶりに再開した。2、3日の売上高は前年の約1・5倍になったという。三越伊勢丹(伊勢丹新宿店など3店舗)や大丸松坂屋百貨店も、2、3日の売上高が前年の1・3~1・4倍ほどに増えた。

 一方、足元ではコロナの変異株「オミクロン株」への警戒感も根強い。コロナ前の20年1月と比べると、そごう・西武も約8割の水準にとどまり、各社とも以前のような勢いは取り戻せていない。(山下裕志)