強い?弱い?寅年相場、過去100年の勝敗表 今年の幸先どうみる

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稲垣千駿、中川透 ニューヨーク=真海喬生
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 2022年の日米の株式市場はともに上昇してスタートした。大発会の4日の日経平均株価は昨年末より510円超の大幅高となり、米株式市場は3日、主要企業でつくるダウ工業株平均が史上最高値を更新。米国の利上げや世界的な新型コロナウイルスの感染拡大など不安要因を抱えるが、市場では景気拡大への期待が続く。

寅年相場は「2勝6敗」

 4日の日経平均の終値は2万9301円79銭で、昨年末より510円08銭の大幅高で取引を終えた。野村証券によると、1921(大正10)年以降の過去8回の寅(とら)年で、株価が年間通して上がったのは1926年と86年の2回だけ。年間騰落率(前年末から当年末の値動き)は「2勝6敗」で干支(えと)別にみると最下位だが、今年は幸先のよい滑り出しとなった。

 大手証券の4日の年頭会見でも「企業業績が非常に好調な年になる」(大和証券グループ本社の中田誠司社長)などと株高への期待の声が相次いだ。ワクチン接種の広がりや企業業績回復で、日経平均は昨年、バブル期以来の3万円台に。金融緩和を下支えに、今年も世界経済の回復や好調な業績が続くとの見通しが、市場関係者の間で広がる。

 一方で、不安材料の一つが欧米の利上げなど金融緩和縮小の動きだ。しかし、野村ホールディングスの奥田健太郎グループCEO(最高経営責任者)は「(米国の中央銀行が)市場とコミュニケーションをとろうという姿勢がみえ、大きなリスク要因ではない」とみる。金融政策の変更は今の株価に織り込み済み、との見方が多い。

 SMBC日興証券の近藤雄一…

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