つくば市、なぜ「パンの街」に? 練り込まれた移住者たちの人生

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鹿野幹男
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 5年前、つくばへの転勤を伝えると、スマートフォンで街の情報を調べた妻が声を弾ませた。「パン屋が多いんだね。楽しみだな」。いま食卓には、頻繁に妻が買ってくるおいしいパンが並ぶ。でもなぜ「パンの街」なんだろう。

 答えを探しに、まずは住宅街にある老舗の「ピーターパン」を訪れた。

 1979年、合併でつくば市が誕生する前の旧桜村で開業。店長だった鈴木稔さん(80)が、歴史をひもといてくれた。

 東京都内で複数のパン店を営…

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    秋山訓子
    (朝日新聞編集委員=政治、NPO)
    2022年1月6日8時12分 投稿

    【視点】日常のふとした疑問から、まちの歴史やまちづくり、人々の想いがみえてきます。こういう記事ってあっさり書いているようで、実はとても大変。そこに住んで、感覚を研ぎ澄ませ、日々の忙しさのなかで心にひっかかったことをそのままに流していかずにたちどまる