北朝鮮が飛翔体発射、詳細不明 弾道ミサイルなら昨年10月以来

ソウル=鈴木拓也
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 韓国軍の合同参謀本部によると、5日午前8時10分ごろ、北朝鮮から日本海に向けて弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体1発が発射された。国連安保理決議に違反する弾道ミサイルならば、昨年10月19日に咸鏡南道新浦沖の日本海から発射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)以来。

 韓国軍は飛翔体の形態や飛行ルートなど詳細については発表していない。ミサイル開発を続ける北朝鮮は昨年、春と秋に少なくとも計7回、短距離弾道ミサイルや長距離巡航ミサイルなどを発射した。

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記は昨年12月、実質的に権力を継承してから10年を迎えた。新型コロナウイルス対策で中朝国境封鎖を続ける影響などで国内経済が行き詰まるなか、当面は国内政治に集中する方針とみられる。ただ、正恩氏が出席して昨年末に開かれた朝鮮労働党中央委員会総会では、「国家防衛力強化を少しの緩みもなくさらに力強く進める」と確認。自衛的措置と正当化し、引き続き核ミサイル開発を進めるとみられる。

 一方、2月の北京冬季五輪を前に、ミサイル発射などの軍事的行動は、最大の支援国である中国を刺激しかねないことから、韓国の専門家の間では五輪が終わるまでは控えるとの見方が強かった。(ソウル=鈴木拓也)