思い押し殺して果たした 東海大バスケ部主将の責任(リクさんの目)

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構成・野村周平
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 新年1月2日は国立競技場ラグビーの全国大学選手権準決勝を観戦しました。東海大は明大に敗れましたが、後半最初からトライを重ねて、一時は逆転する見事な戦いを見せてくれました。

 試合で感じたのは、ラグビーも「流れ」が試合を大きく左右するスポーツということでした。

 バスケットで流れをつかむためには、自分たちのチームがやってきたことを出せるまでに、どれだけ我慢強く粘れるかに尽きると私は考えています。

 その視点で思い出すのは、相手に流れをもっていかれた過去の悔しい試合です。

 古川孝敏(現・B1秋田)が4年生の時の全日本大学選手権(インカレ)の準決勝。前半は大きくリードしていたのに後半、篠山竜青(現B1川崎)がいた日大にゾーンディフェンスで圧力をかけられ、逆転負けしました。

 大倉颯太(4年、現B1千葉)たちが2年生だった時のインカレ準々決勝の専修大戦も、終盤まで大量点差をつけていたのに相手の勢いにのみ込まれて敗れました。

 いずれも選手たちに慢心や緩みがあったとは思いません。

 それでも、リードして「いける」と思ってしまうと、一つ一つのプレー強度がわずかに落ちたり、コミュニケーションのミスが起きたりしてしまう。

 だから、東海大では大切にしていることがあります。ディフェンスです。

 シュートは入らない時があります。それでもディフェンスはやるべきことをしっかりやれば、相手にやりたい攻撃をさせないことができます。

 私がNKKでプレーしていた現役時代、ライバルだったいすゞ自動車にいかに点を与えないかに注力することで、負けないバスケを展開し、勝利することができました。

 先日のラグビーでも、勝負どころでの我慢が勝敗を分けたように見えました。

大倉の心を変えた大学バスケ

 さて、年始に他競技で頑張る学生たちを見て改めて大学スポーツの良さを感じました。

 4年で選手が入れ替わる大学…

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