入試目前 道真公に学業成就を願う

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飯島可琳の観仏抄:6

 大学入学共通テストが明後日に迫っています。大学入試センター試験に代わり、昨年から始まった新形式の試験です。これまで人事を尽くしてきた受験生たちは、試験日を目前に控え、天命を待つ心境にあるのではないでしょうか。しかし、ひたすら天命を待つというのも簡単なことではなく、それを何とか自らの元にたぐり寄せようとあがいてしまうものです。

 学業成就を神仏に祈願しようという時、菅原道真(すがわらのみちざね)公を祀(まつ)った天満宮を思い浮かべる人が多いことでしょう。道真は、平安時代に天皇に仕えた文人です。学者の家柄としては異例の昇進を遂げ、右大臣の座にまで上り詰めますが、そのことで周囲にねたまれ、無実の罪によって大宰府に左遷されてしまいます。彼はそのまま失意のうちに亡くなりました。道真の死後、都では天災が多発します。当時の人々は、これを道真のたたりであると考え、彼の霊を鎮めるために北野天満宮を造営しました。

 道真は、その生涯にわたって…

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連載飯島可琳の観仏抄

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