家庭内でもAIやモノのインターネット(IoT)の活用が広がるなか、今回の米デジタル見本市「CES」では、機器どうしをより「シームレス(継ぎ目なく)」につなぐ発表も相次いだ。消費者が使う機器の数が増える一方、煩わしさを訴える声も多いことに対応する。
「スマートホームは我々のために働いてくれるべきだ。直感的で役に立ち、賢く、簡単に使えるべきだ」。韓国サムスン電子の幹部は4日の記者会見でそう強調した。同社はこの日、スマートフォンのアプリで家電などの機器を操作する機能を拡充する方針を発表。中国ハイアール、米GEなどの家電大手とも連携し、機器の互換性を高める構想に参加することも明らかにした。
韓国のLG電子は4日、家庭でスマホや洗濯機、掃除機などをつなぐ機能を紹介。テレビに話しかけるだけで別の部屋のテレビに同じ画面を映し出したり、スマホで食料品の包装にあるバーコードを読み込むとレシピが表示され、画面をクリックしてオーブンをスタートさせたりできる。
LGは自動運転車のコンセプ…