ローソンのホットミルク、半額で前年同期の18倍売れる 地方で好調

佐藤英彬
[PR]

 牛乳の消費拡大に向けて、ローソンが大みそかと元日にホットミルクを半額で販売したところ、2日間で計135トンが売れた。前年の年末年始の1週間の18倍にあたるという。同社が5日、発表した。例年よりも年末年始をふるさとで過ごす人が増えたことで、都市部以外での売り上げが好調だった。

 都道府県別の販売数は、茨城県をトップに栃木、福島が続いた。いずれも地方が占めた。店舗別では、近くに神社やお寺のある店が上位に入り、初詣など外出時によく売れたとみられる。主な購入者層のおよそ半数は、20代~40代の女性が占めた。

 ローソンは年末年始の2日間に、全国の1万4千あまりの店で、店内カウンターのホットミルクを通常価格から半額の税込み65円で販売。他のコンビニやスーパー、メーカー各社も消費拡大に向けて、店頭の牛乳の価格を下げたり新商品を展開したりした。

 背景には、新型コロナウイルスの影響で、牛乳や乳製品の原料となる生乳の需要が減っていることがある。酪農・乳業の業界団体「Jミルク」によると、年末年始に約5千トンが廃棄される可能性があったという。Jミルクの担当者は「現時点で心配されるような事態にはなっていないが、今後の動向を注視したい」と話している。(佐藤英彬)

半額ホットミルクの都道府県別の販売数ランキング

1位 茨城県

2位 栃木県

3位 福島県

4位 群馬県

5位 長野県

6位 山梨県

7位 千葉県

8位 静岡県

9位 埼玉県

10位 佐賀県

*ローソンまとめ

  • commentatorHeader
    福田直之
    (朝日新聞記者=産業、テック、中国)
    2022年1月6日17時18分 投稿

    【視点】 この記事にあるローソンによるホットミルクの値下げは、供給過剰になった牛乳を無駄なく消費するのに役立っています。食品ロスを防ぐためにも、企業はより柔軟に価格調整を活用するべきではないでしょうか。  先日地下鉄車内のモニターを眺めていたら、