米国内の新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者数が3日、米ジョンズ・ホプキンス大の集計で100万人を超え、過去最多となった。1日あたりの死者数はまだ昨年1月のピーク時より低い状況で、バイデン大統領は4日、米製薬大手ファイザー製の新型コロナの飲み薬をこれまでの2倍となる2千万人分発注するなど、医療体制を強化する対策を発表した。
同大によると、3日の新規感染者数は108万2549人。1週間平均でみると、40万人を超えていて、昨年1月のピークの1・5倍以上になっている。
米国でも流行している変異株「オミクロン株」は、重症化するリスクが低いという報告が複数ある。米保健福祉省のデータをもとにブルームバーグ通信が算出したところ、3日時点で新たな入院者数は昨年1月のピーク時の93%、集中治療室の病床数は同64%となっていた。同通信は「入院者数はこれまでの感染者数の増加に比べ、今のところ、ひどくない」としている。
ファウチ大統領首席医療顧問…

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