サクランボ、初競りで1箱100万円 落札者「今年は豊作に」

上月英興
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 山形県産サクランボの初競りが5日朝、天童青果市場(天童市)であり、地元の生産者がハウスで育てた佐藤錦1箱(500グラム)に100万円の最高値が付いた。過去最高となった昨年と同額。68粒入りで、1粒あたりに換算すると1万5千円弱。

 サクランボの出荷のピークは6~7月だが、市内の生産者、花輪和雄さんは農業用ハウスで佐藤錦を「超」促成栽培。この日、市場には花輪さんのLサイズ300グラムと500グラム、2Lサイズ500グラムの計3箱が出荷された。2Lサイズが100万円で落札されると、場内に拍手が響いた。

 昨年の県産サクランボは春の凍霜害で生産量が前年比3割減となり、25年ぶりに1万トンを割った。最高値で落札した「ジェイエイてんどうフーズ」の斉藤実・営業2課長(44)は「新年の縁起物。県内の生産者にも明るい話題を提供したいという思いもあり、今年は豊作になればという思いを込めました」と話した。

 JA全農山形によると、この日は東京・大田市場でも県産サクランボの初競りがあり、花輪さんの2Lサイズの佐藤錦500グラムに対し、過去最高を更新する120万円の高値が付いたという。(上月英興)