「ロッキンは自慢だった」 茨城の住民ら会場変更に落胆

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佐々木凌、伊藤良渓
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 国営ひたち海浜公園茨城県ひたちなか市)で毎夏開かれてきた国内最大級の野外音楽フェス「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」について、イベント事務局は5日、今夏から千葉市で開催すると発表した。新型コロナウイルス対策について改めて検討し、判断した。

参加者の「密」対策困難

 フェスは2000年に始まった。「ロッキン」の愛称で親しまれ、19年に20回目を迎えた。5日間の開催だった同年は計約33万7千人が訪れたが、20年は新型コロナの感染が拡大して中止に。21年は来場者の制限などの感染対策をとって開催予定だったが、県医師会の要請を受けて開催1カ月ほど前に中止を発表した。

 運営側は5日、渋谷陽一・総合プロデューサーの声明をホームページで公表した。昨夏の中止について「ここまでやっても開催は受け入れてもらえないのだ、という大きな困難を感じました」と言及。イベントの中止が相次ぎ、経営に大きな影響が出た事情を明らかにした。その上で、海浜公園の構造上、参加者の移動に伴う密集が避けられず、万全の感染対策は困難と判断したと説明した。

 新会場となるのは、千葉市の蘇我スポーツ公園。声明では、大きなステージを複数設けて移動の際の密集を回避できると分析。「この状況下でロック・イン・ジャパンを存続させるためには、この選択肢しかなかった」と理解を求めた。

 渋谷氏は、海浜公園について「何十万人、ひょっとすると何百万人の忘れられない思い出が詰まっている」として、25周年など節目の年に開催することを模索したいとつづった。

「誰も責められない」落胆の声

 茨城の夏の一大イベント会場の突然の変更に、地元からは落胆の声が漏れる。

 「フェス飯」の出店が並ぶ会…

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