中学生が地域の大人に感謝のマスク寄贈 原資は回収したアルミ缶

林国広
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 佐賀市小中一貫校、思斉館中学部(佐賀市久保田町新田)の全校生徒221人が、アルミ缶を回収して得たお金で購入したマスク31箱(計1240枚)を、久保田まちづくり協議会に贈った。地域の大人が日ごろから交通安全の見守りをしていることなどへの感謝の思いからだという。

 中学部では以前からアルミ缶の回収をしていたが、換金したお金の使い道は決まっていなかった。そこで、生徒会総務部の生徒が中心になって、昨年2月にマスク贈呈を企画。全校生徒に呼びかけて、その年の1~11月に回収したアルミ缶を換金し、購入したマスクを贈ることを決めた。

 10月までは回収状況が鈍かったが、11月を強化月間にして再度協力を呼びかけたところ、同月だけで約1万個が集まり、合わせて2万3278個(約349キロ)に達した。

 同校3年の村崎友祐さん(15)と原田佳歩さん(15)が先月14日、アルミ缶を換金したお金で買ったマスクを、久保田まちづくり協議会の久野英徳会長(74)に渡した。31箱には「いつもありがとうございます」などと、それぞれ生徒の言葉を記したメッセージカードを添えた。

 村崎さんは「最初は思うようにアルミ缶が集まらず心配したこともあったが、最後まであきらめずやって良かった」。原田さんは「(11月に向けて)具体的に目標の個数を挙げて呼びかけたことが、たくさんの回収につながった」と話している。

 マスクを受け取った久野会長は、十数年間にわたり子どもたちの通学を見守ってきた。「よくこれだけのアルミ缶を集めてくれて感謝したい。マスクを大事に使わせてもらう」と喜んでいた。(林国広)