130年前、白人専用車両に乗って有罪に… 元原告の男性に死後恩赦

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ニューヨーク=藤原学思
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 米南部ルイジアナ州で130年前、白人専用車両に乗ったことで有罪となった男性に対し、エドワーズ州知事が5日、死後恩赦を与えた。この事件は当時、白人と非白人を分離することに法的なお墨付きを与えた連邦最高裁判決につながり、米国に大きな影響を与えた。

 男性はホーマー・プレッシーさん(1925年に62歳で死去)。ルーツをたどると、8分の1がアフリカ系だった。1890年に成立した州法は「黒人の血が1滴でもあれば」非白人とみなされ、鉄道車両が白人と別だった。これに不満を持ったプレッシーさんは92年、白人専用車両に乗り込み、移動を拒んだところ、逮捕されて有罪になった。

 プレッシーさんは法廷闘争に持ち込んだが、連邦最高裁は1896年、人種を分離する州法を7対1で合憲と判断。この判例は、南部諸州の様々な公共施設で、「分離すれども平等」の原則を許す法的根拠となった。

 連邦最高裁が判例を覆し、人種による分離を違憲と認めたのは、58年後の1954年のこと。そこから公民権法が制定されるまでに、さらに10年かかった。

 プレッシーさんの子孫と事件…

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