パナソニック、「選択的週休3日制」導入を検討

野口陽
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 パナソニックの楠見雄規社長は6日、希望する社員は週3日休める「選択的週休3日制」の導入を検討していることを明らかにした。ワーク・ライフ・バランスの実現に向け、副業や自主的な学習、地域ボランティアなどを推奨するねらいだという。

 楠見氏はオンライン会見で、「雇用に対する多様な価値観に対応するため」と制度導入の理由を述べた。同社は4月に事業ごとに8社に分社化する予定で、制度の具体的な検討は各事業会社が行うとし、導入時期や対象者の範囲などについては言及しなかった。

 同社のグループ従業員数は国内約9万人、海外約15万人。前身の松下電器産業は1965年、国内でいち早く週休2日制をとり入れ、その後他の企業や官庁にも広がる契機となった。

 選択的週休3日制は、みずほフィナンシャルグループなどが取り入れている。政府も昨年6月に策定した経済財政の運営指針「骨太の方針」の中で、多様な働き方の実現に向けて「企業における導入を促し、普及を図る」とした。ただ、勤務時間が短くなるぶん給与は下がるケースがあり、企業のコスト削減に利用される恐れも指摘されている。

 パナソニックはこの日の会見で、役職者に占める女性の比率が低いなどとして、評価制度や役職登用の制度を見直すことも検討するとした。(野口陽)