ブラジル人の女性カップルが議場で結婚式、立会人は町長 群馬・大泉

柳沼広幸
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 群馬県大泉町役場にある町議会の議場で5日夜、結婚式があった。新型コロナウイルスの影響で挙式ができないカップルを公募し、議場を開放した。町の職員が花や風船などで華やかに飾り付け、村山俊明町長が立会人として式を執り行った。

 式を挙げたのは、町内に住む日系ブラジル人の女性同士のカップルで、会社員のコダマ・レナタさん(38)と美容師のササイ・リリアンさん(41)。

 2人は音楽に合わせて入場。親族や知人ら約30人の参列者を前に「お互いを生涯のパートナーとし、楽しい時も困難なことも2人で分かち合い、生涯ともに生きていくことを誓います」とポルトガル語で宣誓。指輪を交換し、結婚証明書にサインした。村山町長は「議場でお祝いする1組目のカップルで、2人にも記念すべき日になった。ますます愛が深まっていくことを願う」とあいさつした。

 式後、レナタさんは「すごく感動し、幸せです」。リリアンさんは「とても大切な日として思い出になる」と話した。2人はすでに同居しているという。

 大泉町は、LGBTQなどの性的少数者のカップルを認める「パートナーシップ制度」を2019年1月に始め、今回で2組目。パートナーシップを宣誓したカップルには宣誓書受領証を交付する。町営住宅の入居申し込みなどができるという。町には外国人も多く住んでおり、「あらゆる差別の撤廃をめざす」としている。(柳沼広幸)