復帰50年の沖縄と日本、これまでとこれからを考える

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1972年5月15日に東京で開かれた沖縄復帰記念式典=九段の日本武道館
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 今年は沖縄が日本に復帰して50年になります。そもそも「復帰」とはどういうことで、半世紀経ったいま沖縄と日本の関係はどうなのでしょう。記者として沖縄に赴任したこともある藤田直央・編集委員(50)が話します。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。

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 Q:沖縄復帰50年ということですが、50年前に何があったのですか。

 A:1972年に、沖縄の施政権が米国から日本に返還されました。日本が敗戦後の占領から52年に独立した時、地上戦の末に米国の軍事拠点となっていた沖縄は切り離されました。それから20年後、祖国復帰運動と日米両政府の交渉の結果、沖縄は47番目の県として日本に戻りました。

 Q:沖縄復帰後の課題は何だったのでしょう。

 A:返還時に「本土並み」(佐藤栄作首相)を掲げた日本政府にとっては、沖縄と「本土」の差を縮めることでした。沖縄が米軍統治下にあった戦後27年の間に日本は高度経済成長で発展していました。政府と県で10年ごとに計画を作り、インフラ整備や産業振興を進めてきました。

 Q:それでも、在日米軍基地が集中する状況は変わっていませんね。

 A:今も在日米軍専用施設の7割が、日本の面積の0・6%に過ぎない沖縄県にあります。日米両政府は96年、住宅密集地にある普天間飛行場の「返還」に合意しましたが、「抑止力の維持」(岸田文雄首相)を理由に県内に移設する方針への反発が根強く、まだ実現していません。

 詳しくは朝日新聞ポッドキャストでどうぞ。