「閲覧履歴収集、拒否しにくい」 仏がグーグルとFB現法に制裁金

パリ=疋田多揚
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 フランスの情報保護当局「情報処理及び自由に関する国家委員会」(CNIL)は6日、米IT大手グーグルに対し、利用者のネット閲覧履歴などを記録する「クッキー」の利用をユーザーが拒否しにくくしているとして、1億5千万ユーロ(約197億円)の制裁金を科したと発表した。AFP通信によると、CNILによるIT企業への制裁としては過去最高額という。同様の理由で、フェイスブック(FB、現メタ)の欧州法人にも6千万ユーロ(約79億円)の制裁金を科した。

 CNILは発表で、両社はネット上で、クッキー利用の同意にはクリックが1回で済むのに対し、拒むには何度もクリックをする必要がある仕組みにしていると指摘した。制裁額は両社がクッキーを利用して得た「莫大(ばくだい)な利益」をふまえて定めたという。CNILは昨年2月以降、グーグルに対してたびたび是正を促していたという。(パリ=疋田多揚)