辺野古「工事に不適切」、沖縄県が弁明書提出 不承認巡る政府措置に

沖縄はいま

国吉美香
[PR]

 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画で、県が軟弱地盤を理由に不承認とした政府の設計変更に関連し、県は6日、防衛省が不承認の対抗措置として国土交通相に申し立てた行政不服審査請求への弁明書を国交省へ提出した。県は請求取り下げを求めた。

 県は弁明書で、埋め立て予定海域には軟弱地盤が見つかっており、工事を完成させるには不適切な場所で、普天間の危険性の早期除去にはつながらないと改めて指摘。県の審査は標準処理期間を超え「行政権の著しい乱用で極めて重大な違法」とする防衛省の主張には、設計変更が「抜本的、大規模な変更」で時間がかかるのは当然と反論した。

 また、本来は国民が行政に対する不服を申し立てる行政不服審査請求を、防衛省が「身内」の国交相に行ったことは客観性から問題点があると言及。こうした手法に関連し、全国知事会が「(国と地方自治体が)対等な立場で責任を果たせるよう」見直しを国に提言していることも記した。(国吉美香)

沖縄はいま

沖縄はいま

続く本土との溝、揺れる米軍基地問題。沖縄でいま、何が起きているのか。[記事一覧へ]