白いダイヤで雪国を変えよう 北海道・美唄で進む「厄介者で冷やせ」

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松浦新
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 北海道でも豪雪で知られる美唄市は毎年、雪の重みで潰れる家が出るほどだ。隣の奈井江町にもまたがる「そらち工業団地」には冬の間、市内に降り積もった大量の雪が運び込まれ、高さ5メートルほどの小高い山が造られる。表面は厚さが30センチある断熱材の木くずで覆われ、夏を迎える。スコップで掘ると、冷たい雪が現れる。夏を越しても雪は3メートル余り残る。

 何のためだろうか。

写真・図版
雪をイメージさせる白いキクラゲを栽培するビニールハウスを案内する本間弘達さん。データサーバーの排熱を利用している=北海道美唄市、日吉健吾撮影

 雪は同じ敷地内にあるデータセンターを冷やすために使われている。

 データセンターには、コンピューターやスマートフォンでやりとりするデータを保管するサーバーが並ぶ。電力で24時間動き、発熱するため、冷やさないと壊れる。冷やすには電気の冷房を使うのが一般的だが、今年から雪を活用する「ホワイトデータセンター構想」が本格的に動き出す。

 この地域にとって、雪は長ら…

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