一期一会の舞台は「後先考えず、すべてを出し切る」 草なぎ剛さん

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聞き手・長谷川陽子
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 主演する舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」の東京公演が始まります。去年の11月から神奈川、京都の劇場を回って約30公演やりました。3時間近く踊って歌って大きな声を出して、すさまじい運動量ですよ。衣装の真っ赤なスーツを着て顔を白く塗って舞台に立つと、本当にギャングのボスのような気分になってくる。そうやって全ての力を注ぎこんでいます。

 1日2回公演の日もありますが、2回目のために体力を取っておこうだなんて、そんなことは考えない。そのとき、そのときに全部を出し切るのが大事なんです。ペース配分なんてしたら、やれないでしょうね。後先を考えずに全力でいく。それが、舞台の一期一会の世界観につながるんだと思います。

 できばえですか? それは自分で決めることじゃないからね。判断するのは観客でしょう。だから僕は全力を尽くすだけ。力を出し切っている実感があるから、満足はしています。

 舞台で演じているときは、終わったらスイカを食べたいなって考えてた。本当なんだって! 京都公演のとき、デパ地下に季節外れのスイカが売っていたから、買ってきてもらって毎日食べていたんです。それぐらいシンプルな気持ちでいるのがいいんだよ、きっと。

 舞台のカーテンコールでは、ぱーっと勢いよく走って出て行くんだけど、これは萩本欽一さんの教えなんです。少年隊に憧れて芸能界に入ったのが、12歳か13歳のころ。萩本さんの番組で初めてテレビに出て、欽ちゃんファミリーのアイドルグループ「CHA―CHA」に入りかけたんですよ。デモテープまでもらったりして。

 萩本さんは「つよちゃん、常…

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