西鉄の業績支える国際物流事業、GHQの要請で始まった
聞き手・加藤裕則
新型コロナウイルスの感染拡大で鉄道会社は苦境にあえぐ。交通や観光を主力とする西日本鉄道も打撃を受けたが、国際物流事業の好調ぶりは目を引く。林田浩一社長に聞いた。
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コロナ禍でもモノの動きは止まっていない。21年9月中間期決算では、鉄道・バス事業が厳しい中、国際物流の売上高は前年同期より6割伸びた。全体に占める国際物流の比率はこれまでの3割から4割に上がった。会社全体としてコスト削減に取り組んだ効果もあり、純損益では100万円だが、黒字を確保した。
私たちの国際物流は、輸送手…