対中、日米の一体化鮮明「かつてなく統合」 台湾有事に現実的危機感

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園田耕司=ワシントン、冨名腰隆=北京、野平悠一、松山尚幹
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 日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)が7日にまとめた共同発表では、中国を強く牽制(けんせい)し、日米で「戦略を完全に整合させ、共同の能力を強化」し、共同で「対処」する姿勢を強調した。米国が関心を寄せる台湾海峡情勢などを見据え、日米の一体化がより鮮明になり、日米同盟が対中抑止へと変化していることが浮き彫りになった。

 「中国は挑発的な行動によって台湾海峡、東シナ海南シナ海で緊張を高め続けている」。7日の会合冒頭、ブリンケン米国務長官は中国を名指しで非難。共同発表では「ルールに基づく秩序を損なう中国による現在進行中の取り組み」に懸念を表明。日米で「地域における安定を損なう行動を抑止し、必要であれば対処するために協力することを決意した」と強い姿勢が示された。昨年3月の2プラス2での共同発表は、中国の「安定を損なう行動に反対することを確認した」としていた。今回、日米がともに行動を起こすと踏み込んだ形だ。

 共同発表では、日米同盟が安全保障上の課題に「いまだかつてなく統合された形で対応」するため、「戦略を完全に整合」させて、「共同の能力を強化する」ともうたわれた。

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