コロナ感染急拡大で3連休前に自粛要請 オミクロン株、新たに8人

新型コロナウイルスオミクロン株

三ツ木勝巳、平山亜理
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 山梨県内の新型コロナウイルス感染は7日、新たに23人が確認され、2日連続で感染者数が20人超となった。8日からの3連休を前に、県は感染防止対策の徹底を呼びかけ、コロナ病床を確保して医療提供体制を強化するなど、感染再拡大に警戒を強めている。

 県は7日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者が新たに8人確認されたと発表した。うち2人について、感染経路が不明で発症前2週間以内に海外渡航歴や県外への移動歴がないことから、県内初の市中感染の可能性が高いとみている。

 オミクロン株の市中感染の疑いがあることを、飲食店も心配する。JR甲府駅に近い居酒屋の店長は、「やっとお客が戻ってきたと思ったのに……。従業員が感染しないかどうか心配だ」と話す。県の要請に従って感染対策を徹底しながら営業していきたいという。

 長崎幸太郎知事はこの日緊急会見を開き、「『第6波』の入り口に立っている。流行期間を最短に抑えることが肝要だ」として新たな対策を公表した。

 コロナ患者用の病床について、現行のフェーズ1から2に引き上げ、重点医療機関に計161床を確保するよう求めた。宿泊療養施設6施設の966室については速やかに稼働できるように依頼。2カ所ある医療強化型宿泊療養施設も近く再稼働する。

 県民には新たな協力要請も出した。同一テーブルで5人以上の会食は原則自粛。まん延防止等重点措置が適用される都道府県への移動も通勤や通学、通院などやむを得ない事情がある場合を除き、自粛を求める。イベントは、事業者が検査を実施して参加者全員の陰性を確認することや、高齢者や障害者などの施設は管理者が職員に週1回(ワクチン未接種者は2回)のPCR検査を求める。いずれも月末まで。

 また県は、今週末の県内の成人式に出席する新成人向けの抗原検査キットを8、9日に成人式が行われる25市町村に配布した。配布場所となった県庁別館1階のホールには、市町村の担当者が次々と訪れた。検査対象者は、すでに式を終えた丹波山村と小菅村に加え、延期していた北杜市と忍野村の昨年分も含めると9593人に上るという。

 甲府市は9日に予定されている成人式について、当日会場に入場する際に抗原検査をして陰性だった人が入場できるようにする。

 富士吉田市では、成人式の会場となる市民会館の駐車場で8日と式の当日、検査を実施するという。担当者は「検査による混乱にも備え、職員を多めに配置して対応したい。主催者として万全を期した状態でできるよう考えている」と話した。

 県内で7日確認された新規感染者23人の管轄保健所別内訳は、甲府2人、峡東3人、峡南3人、中北10人、富士東部5人。感染者数は延べ5229人(再陽性者数を含む)になった。(三ツ木勝巳、平山亜理

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