佐渡金山の世界遺産推薦「速やかに決定を」 新潟県知事らが文科相に

神宮桃子
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 世界文化遺産の国内候補として昨年末に文化審議会が選んだ佐渡金山遺跡(新潟県佐渡市)について、新潟県の花角英世知事と渡辺竜五市長らが7日、文部科学省を訪れ、通例通り速やかにユネスコに推薦するよう末松信介文科相に要望した。

 佐渡金山遺跡について韓国政府は「強制労働被害の現場だ」と主張し選定の撤回を求めており、ユネスコへの推薦について政府内に慎重論もある。文化庁は昨年末、「推薦の決定ではない。政府で総合的に検討する」と異例の言及をした。

 末松文科相との面会後、花角知事は報道陣の取材に応じ、「総合的な検討とはどういう内容なのか説明してほしいと伝えた。大臣は総合的に検討するところだと。検討している最中ということなんでしょうね」と話した。また、「文化審議会で世界遺産としての価値があると認めていただいた。粛々と自然体で、ユネスコで説明していけばいいと思う」とも述べた。

 2023年の登録審査を受けるには、2月1日までにユネスコに推薦書を提出する必要がある。(神宮桃子)