パラ名物幹部が語る手応えと未来  綿で包まれた日本の空気感

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ロンドン=遠田寛生
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 クリスマス休暇直前とあって、街中が慌ただしかった昨年12月中旬、欧州。ロンドンに本拠を置く記者はドイツにある国際パラリンピック委員会(IPC)本部に電話をかけた。取材の約束が入っていた。

 気さくに応じてくれたのはIPCのマーケティングと広報部門の責任者、クレイグ・スペンス氏だ。

 広報部門で10年以上も活躍する「名物スポークスパーソン」。昨夏の東京パラリンピックでは連日、組織委代表と会見に出ていた。

 当時は世界記録が生まれれば興奮して、声のトーンが上がった。政権崩壊で一時は出場を断念したアフガニスタン選手が来日した直後は、涙で声を詰まらせた。熱い人という印象が強い。

 東京大会が閉幕して4カ月ほどが経とうとしていた。あらためて振り返ってもらうと、大会中に、日本で「変化」を感じていたという。

 それは日本に抱いていたある空気感からの脱却だった。それまでは、「綿で優しく包むようなイメージ」が日本にあったという。

 詳しく、と聞くと率直な意見を述べてくれた。

 「障害を持つ方々への対応で…

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