「深く恥じる」中国副首相が発言 ロックダウン西安での医療拒否問題

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北京=平井良和
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 新型コロナ禍でロックダウンが続く中国西安市の病院で診察を拒まれた妊婦が死産した問題などについて、中国政府の衛生政策を担当する孫春蘭副首相は6日、「ひどく心を痛め、深く恥じている。政策の不備があらわになった」と述べた。現地やSNS上では、感染の連鎖を断つ「ゼロコロナ」政策をゆるがしかねないほどまでに市民の怒りの声が高まっており、異例の対応を迫られた格好だ。

 約1カ月で1900人余りの感染者が確認された西安市は12月下旬からロックダウンされ、同月27日からは約1300万人の全市民の外出が禁じられた。

 SNS上で1月に入り、病院で妊婦がPCR検査の陰性証明の期限切れを理由に診察を拒否されて死産したことや、突然の心臓の痛みで診察を望んだ男性が「感染者が出ている地域から来たこと」を理由に長時間待たされて死亡したことなどを訴える投稿が相次いだ。これに対し、「コロナ対策の根本的な目的は命を守ることだ」「対策ばかり覚えて目的を忘れるなんて本末転倒だ」などとの怒りの声がわきおこっている。

 新華社通信は6日夜、孫氏が…

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    古谷浩一
    (朝日新聞論説委員=中国政治、日中)
    2022年1月8日12時16分 投稿

    【視点】中国には副首相が4人いて、孫春蘭氏はそのうちの1人でコロナ担当です。2年前に武漢が封鎖されたときには現地でずっと陣頭指揮をとっていました。 封鎖された武漢の住宅街を視察に来た孫氏に対し、住民たちがマンションの窓をあけて、大声で自分たちの実