「たいしたもんやなぁ」井村雅代さんが憧れた背中 盟友の名指導者

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聞き手・杢田光
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 「先生みたいな輝く背中の指導者になりたい」。アーティスティックスイミングの名指導者、井村雅代さん(71)は、ある人の背中に憧れ続けてきました。大阪府立淀川工科高校(淀工)の吹奏楽部を長年指導し、昨年12月7日に76歳で亡くなった丸谷明夫さん。全日本吹奏楽コンクールで同校を32回の金賞受賞に導き、昨春まで全日本吹奏楽連盟の理事長を務めた伝説の指導者です。リスペクトする盟友について、井村さんが語りました。

 〈井村さんは淀工吹奏楽部のファンで、丸谷さんと20年来のつきあい。指導者として刺激を与え合ってきました〉

 「淀工の吹奏楽ってすごいらしい」と知り、ぜひ聴きにいこうと思ったのが出会いです。

 指揮をする丸谷先生の背中には、「楽しいなあ」って書いてあるんです。生徒が好き、吹奏楽が好き。楽しいという気持ちがいつも伝わってきました。あの輝く背中が大好きです。

 選手って、実は私の背中もよくみています。正面は表情やしゃべりでなんぼでもごまかせるけど、背中はごまかせない。前に立つ人間は、自分の背中に責任を持たないと。丸谷先生みたいな輝く背中の指導者になりたい、と思い続けてきました。

 本気で子どもたちを育てる姿勢は、種目は違っても一緒。先生も私も、本気で戦ってきました。

 〈3年生の集大成となる毎年…

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