日本海と太平洋の幸、鉄路で内陸・新庄へ 陸羽東西線生かす

上月英興
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 東の太平洋と西の日本海。双方へ延びる鉄道路線を生かし、両海の幸をJR新庄駅(山形県新庄市)に集める「線路がつなぐ石巻・庄内海鮮市」が先月あった。JR東日本仙台支社の社員約10人による「陸羽東西線沿線ちいきプロジェクト」が初めて企画した。

 日本海の庄内浜からは、陸羽西線で約1時間かけてブランドのズワイガニ「庄内北前ガニ」1杯やスルメイカを、太平洋の石巻港(宮城県石巻市)からは石巻線と陸羽東線で約3時間かけて金華サバの一夜干し、マグロやタコなどの刺し身をJR社員が運んだ。

 販売会場となった駅直結の最上広域交流センター「ゆめりあ」は販売前から、鮮魚を求める内陸の人々で行列ができた。約1時間待ちサバの一夜干しを2枚買った戸沢村の70代男性は「金華サバはうまいから好きなんだよ。新庄は魚が高いから、新鮮な魚はありがたい。できれば生が食べたかったな」。(上月英興)