新春の神事「うそ替え」と「鬼すべ」 太宰府天満宮

渡辺純子
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 福岡県太宰府市太宰府天満宮で7日夜、新春恒例の神事「うそ替え」と「鬼すべ」があり、参拝客らでにぎわった。

 うそ替えは、うそという鳥を木でかたどった「木うそ」を参拝客同士が次々に取り換えて、知らずに付いた噓(うそ)を誠に替えるというもの。参加した約500人は新型コロナ感染防止のため、手袋とマスクを着用。巫女(みこ)だけがマイクで「替えましょ、替えましょ」とかけ声を唱え、「うそ替え、やめー」の言葉で終了。今年の当選の言葉が書かれた木うそを持っていた人には、金のうそが贈られた。

 東京から母と訪れた河合美歩さん(6)は「かえっこする時、当たるかなってわくわくしました」。市内の教員、音成直子さん(42)は「かけ声は言わなくても雰囲気はいつも通りで楽しかった」と話した。

 「鬼すべ」は火よけや厄よけの神事。昨年は本殿での神事にとどめ、火祭りは2年ぶりとなった。暗くなった境内に、各地区の氏子たちが「鬼じゃ、鬼じゃ」と声をかけながら集まり、午後9時すぎ、鬼すべ堂の前に積んだ稲わらなどに点火。澄んだ夜空に火の粉が舞い上がり、鬼を追い出す煙が立ちこめた。(渡辺純子)