沖縄の新規感染1533人、過去2番目 米軍は3日連続で最多更新

新型コロナウイルスオミクロン株

木村司
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 沖縄県は9日、新たに1533人(米軍以外)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1日あたりの新規感染者が1千人を超えるのは3日連続で、8日の1759人に次いで2番目に多い。これとは別に、米軍から新たに429人が感染したと報告があった。米軍関係者の1日あたりの感染報告としては過去最多。

 米軍関係の新規感染者は7日254人、8日302人で、3日連続で過去最多を更新している。所属基地は「確認中」などとして現時点では不明。

 沖縄県では連日、東京よりも多く全国で最多の感染者数が続いており、9日に新型コロナ対応の特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」が適用された。今月末まで県内全域が対象となっている。

 県の集計(8日時点)で、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は349・00人で、全国最多。9日時点は448・79人まで上昇している。

 県内では、医療関係者の欠勤が多数出ていて、病床使用率も上昇。一部の医療機関では外来診療や入院の制限が始まっている。このほか警察や海上保安部などでも感染確認が相次ぐ。成人式の中止や延期、学校の分散登校なども次々と決まっている。

 沖縄の感染急拡大は、日本の検疫なしで入国した米軍由来のオミクロン株が、地域に広がったことがきっかけとみられている。その後、ワクチン接種率の低い20、30代を中心に一気に感染が広がってきた。(木村司)

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