一騎打ちのはずが… 韓国大統領選、第3の候補が急伸 政界に驚き

有料会員記事韓国大統領選挙2022

ソウル=鈴木拓也
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 韓国大統領選は3月9日の投開票まで2カ月となった。与党、最大野党の候補がともに醜聞続きで勢いを欠くなか、泡沫(ほうまつ)候補とみられてきた中道野党「国民の党」の安哲秀(アンチョルス)代表(59)がここに来て急速に支持を伸ばしている。「2強対決」だった構図に変化が生じ、選挙戦の行方は不透明さを増している。

 世論調査機関、韓国ギャラップが7日に発表した次期大統領候補に関する調査によると、安氏の支持率は先月中旬の調査から10ポイント急伸し、15%になった。トップは進歩(革新)系与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)前京畿道知事(57)で、先月と同じ36%。保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユンソクヨル)前検事総長(61)は、妻の経歴詐称や陣営の内紛などが痛手となり、9ポイント急落して26%だった。

 最近行われた複数の世論調査で同様の傾向が出ている。安氏は、尹氏に嫌気がさした有権者の受け皿になっているとみられる。ソウル市内の女性会社員(37)は「政権交代を望むが、尹候補は実力不足で不安だ」と話す。1桁台の支持率から抜け出せずに泡沫候補とみられてきた安氏の突然の急伸を、韓国の政界やメディアは驚きをもって受け止めている。

 安氏は6日の選挙対策の会合…

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